『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』【篠原信】こんな先生身近にいてほしい…【本の感想】

子どもとの関わり方

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こんにちは。早朝のひとり時間を愛するしーばです。

子どもがやる気になって何かに取り組む姿が見たいなあ

親にできることってあるのかな?

子どもの意欲を育てる関わり方・声かけなどについて、Q&A方式でまとめられた本がおすすめですよ

今回紹介する本は篠原信著の『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』です。(2018年出版)

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この本がおすすめな人

  • 子どものやる気を引き出す方法が知りたい方
  • 勉強が苦手な子どもにどう対応してよいか分からない方
  • 子どものほめ方、叱り方に悩んでいる方

著者プロフィール

農学博士(京都大学)
国家公務員1種採用試験を経て国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構上席研究員

大学入学と同時に塾を主宰 
不登校児や学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、悪戦苦闘しながら10年間、およそ100人の子どもたちに向き合われました。

2000年に大学の教員になってからも、学生や大学院生を指導しつつ、ボランティアで育児相談や子どもの学習指導・市民講師などを務められています。

内容ポイント

本書は筆者の経験に基づき、子どもが勉強嫌いになる原因を考え、解決法を提示しようと試みられたものです。

楽しめば「もっと知りたい!できるようになりたい!」という「やる気」が湧いてきます。

そのためにはどうしたらよいか、を本書では考えていきます。

本書はQ&A方式で、気になる内容から拾い読みしやすい形式になっています。

質問は全部で48個。

好奇心や自己肯定感に関する項目、意欲の育て方・引き出すコツ、地頭の育み方など気になる内容が満載です。

勉強が苦手な子どもに対する対応例も具体的に書かれていました。

事例やたとえ話などが分かりやすく、納得感を持って読み進められました。

その分、頭にも残っていると思います

ここでは質問の中でも印象に残った3つを紹介します。

印象的だった内容①:子どもが夢をかなえるために、どう導けばいいですか?

A 子どものペースに任せ、自分から動いたことにプラスのリアクションをしましょう。

著者は、親は先回りするのではなく、朝顔に支柱をそっと添えるような見守り方を勧めています。

朝顔の支柱

朝顔の芽のそばに棒を一本立てるだけ。

支柱がなければ朝顔は地面でとぐろを巻き、上へ伸びることができないので、支柱を立てることは必要。植物の力で補えないところだけ手助けをする。

朝顔の支柱に対して、「助長」という話も紹介されています。

助長

育ちの悪い苗を見て、伸びるのを手伝ってやろうと引っ張った。
すると根が切れてみな枯れてしまった

子育てにおける「助長」にあたる行動は「先回り」だそうです。

先回りは、自分で何かを成し遂げた、という楽しみを奪ってしまう行為です。その結果、「意欲」という名の根を切ってしまうのです

見守る子育ての大切さはよく本で語られています。

でも自分がそれを子育てに実践するとなると話は別です(;’∀’)

朝顔の例は私にとって「いいなー」と思うエピソードで、頭に残りました。この話を思い出せば、「もうちょっと見守ってみよう」と思えるかも!

印象的だった内容②:ほめすぎると、つけ上がりませんか?

A ほめるのではなく驚き、おもしろがりましょう。

「結果」をほめることで、子どもがつけ上がってしまうそうです。
「すごいね!」「えらいね!」「最初からこんなに上手にできるなんて、まずないよ!」などというように。

そこで重要なのがほめる「場所」

ほめる場所

結果ではなく、工夫・努力・苦労をほめる

著者は例として、テストで100点を取ったときの会話を挙げています。

まずは、「へえ、100点!」という結果に一応の驚きを見せてもよいでしょう。しかし、肝心なのはその後

テスト問題を丁寧に眺め「これ、ずいぶん難しそうだね。いつ解けるようになったの?」と、事前の努力に気がついたことを言外に伝えます。解答用紙に何度も消しゴムで消した様子が見えたら、「いろんな角度から考えたんだね」と、内面で苦闘した様子を感じ取り、そこを驚いたり、おもしろがったりします

プロセスを褒めろとはよくいうけれど、ピンと来ないことも…。

工夫、努力、苦労 という言葉にされるとちょっとイメージしやすかったです。

子どもに関することをよく観察し、こちらが意思疎通することをなまけないのが大事かなあ。

印象的だった内容③:考えずに、「わかんない」で逃げようとします

A 質問をして、子どもの答えをおもしろがってみましょう

子どもが「わからない」と言う時は、能動性が失われた状態だそうです。

質問によって、能動性を引き出す例が挙げられています。

筆者の例:学生に指導をしている時に「わかりません」という言葉が出てきた時のこと。

「実は僕もよくわからないんだよね。トンチンカンでもかまわないから、気づいたことを何でも口にしてみて」
そう言うと仕方なしに、オズオズと気づいたことを話し始めます。
「ふんふん、なるほど、おもしろい見方をするね、他には?」と発言を前向きに受けとめていることを伝えながら、次々に言葉を促します

ポイントは「こちらは正解が分かっているが、子どもが正解を導き出すことを求めない」ことだそうです。

正解に最短距離でたどり着かせようとするのではなく、まず話を聞いて、おもしろがること。

おもしろがると、子どもは話をするために考えます。何か気づけるものがないか観察し始めます。おもしろがることが能動性を引き出し、思考を動かすわけです

学生時代、やる気のない授業の時は「わかりません」って言えばどうにかなるわーとか思ってたなあ…

子どもに質問をしていいかんじに話を聞くスキルが親側に求められそうです

感想:困りごとを解決できる、お守りにしたい本でした

事例やたとえ話が分かりやすく、納得しながら読み進められる本でした。

分数や割り算など、基本的な勉強でつまづいた場合の対応についても参考になる本です。

焦らずに、それでも着実に子どもを伸ばせる方法が書かれていると思います。

子どもへの丁寧な言葉のかけ方をまねしたいです。

「子どもの短所ばかりが目につく」「勉強机に10分と座っていられない」「すでに指示待ち人間でちょっと心配」といったQ&Aもあり、ちょっとした困りごとが起きた時のためにお守りとして持っておきたい本でした。

今回紹介した本
タイトル:子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法
著者:篠原信

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