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こんにちは。早朝のひとり時間を愛するshiba0412です。

考える力が大切だというけど、子どもに「どうやって考えればいいの?」と言われたら困る……

考え方のプロセスが解説されている本がありますよ
ツールを使えば問題や目標を明確にできそうです
今回紹介する本は飛田基著の『世界で800万人が実践! 考える力の育て方 —ものごとを論理的にとらえ、目標達成できる子になる』です。(2017年出版)
この本がおすすめな人
- 子どもに考える力をつけたい方
- 世界で800万人もの方が使っている考えるためのツールを学びたい方
- 目標を達成するために、今できることを明確にしたいという方
- 問題があっても状況を整理できず、考えることが明確にならない方
- 子どもに決まりやルールを納得した上で守ってほしいと思っている方
ちなみに「考える力を育む本」のまとめはこちらです。
⇒わが子に合った方法が見つかるかも!考える力を育む本13選
著者プロフィール
ライフコーチ
ゴールドラットコンサルティング・プリンシパル
NPO法人 教育のためのTOC 日本支部理事
早稲田大学理工学部卒業後、米国フロリダ大学にて化学物理の博士号を取得されました。
エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)に感銘を受け、TOCを適用する経営コンサルタントおよびライフコーチに転身。
ゴールドラット博士が設立したNPO法人「教育のためのTOC」の世界最高位資格であるマスターリード・ファシリテータとして活躍中です。
内容ポイント
本書では考える力を伸ばす「3つの思考ツール」が紹介されています。事例も豊富でどう使えばよいかイメージしやすいのもポイント。
世界で800万人もの人たちが活用している思考ツールです。
「子どもにも分かりやすく、経営者が使えるほど奥が深い」と世界的にも高く評価されています。
本書はこの思考ツールを活用して考える力を伸ばしながら、「6つの理想の子育て」を実現できるよう、章ごとに解説されています。
- 自ら考え、問題と向き合う
- 創造的なアイディアを出せる
- 自分の行動を改善できるようになる
- 勉強を楽しみながら成績が上がる
- 夢を持ち、努力し、実現できるようになる
- 自律的に行動し、成長し続けることができる

ここでは印象的だった「子どもの話を引き出す方法」を紹介します。
子どもが自分で考え、問題と向き合うようになるそうです
まずは「どんなことで困っているの?」と質問
※子どもが問題を感じていないように見える時は「もし心配があるとしたら、どんなことかな?」と質問
”1つ言葉が出たらその言葉をオウム返しします。そして「他には?」とうながし、ただただ困りごとを聞くだけです。
困りごとや面白くないこと、むかつくことは相手が話したいことです。こういった相手が話したいことを話題にします。
そして子どもがどんなことを言ったとしても、まずはそのまま受け止めるように。
それによって子どもとの信頼関係が築かれ、会話のきっかけになっていくそうです。
子どもがなかなか話始められない時はどうするのか?
これについて著者は以下のように述べています。
楽しい気持ちで、ゆったりと1分ほど待ってみてください。
この時間はダイヤモンドのように貴重です。
子どもが一生懸命に考えて何が問題なのかを言葉にしようとしている、まさに「自分の頭で考える子」が育つ瞬間だからです。

子どもと悩み事やトラブルの話をするのはエネルギーがいりますよね…
どうやって話を始めたらよいか分かると、ハードルが下がりそうです
本書で紹介されている思考ツールは以下の3つです。
- クラウド:対立した状況を解決
- ブランチ:ものごとを論理的に考える
- アンビシャス・ターゲット・ツリー:大きな目標を達成する
【クラウド】
クラウドは「高校教育を受けるか・高校教育を受けないか」、「親子で晩ごはんを作るか・母親だけで作るか」といったように、対立した状況がある時に活用できるツールです。
クラウドを使うことにより問題が整理でき、両方の立場から考えられるため、問題が解決できるようになります。
【ブランチ】
原因と結果のつながりを整理するためのツールです。
「なぜこのことが起こるのか」ということまできちんと考えて整理できるようになります。ブランチを活用することで、「決まりだからやらない・ルールだから守る」それだけでは納得できないことに気づけるそうです。
勉強内容の理解を深めるためにも使用できます。
【アンビシャス・ターゲット・ツリー】
達成するのが困難な目標(俳優になりたい、勉強ができるようになりたいなど)をどのように達成するか、考えて実行するための思考ツールです。
大きな目標を達成するために、今取り組まなければいけないことが分かるようになります。

本書では事例をもとに思考ツールの使い方が解説されています。
「クラウド」を活用した事例をひとつ紹介します。
【ある小学生の事例:お金持ちの友だちにおごってもらうべきか否か】
友だちにおごってもらう
友だちにおごってもらわない
2つの行動が対立しているので、クラウドを使います。
重要なのは行動そのものではなく、その背景にある「本当に達成したいこと(要望)」です。
友だちにおごってもらう・・・・・・ラクして楽しい思いができる
友だちにおごってもらわない・・・・トラブルの元を作らないですむ
おごってもらうか否かはどちらしかできません。
けれども2つの「要望」(ラクして楽しい思いができる・トラブルの元を作らないですむ)はどちらも両立したいし、できるはず…と考えていきます。
なかなか良いアイディアが浮かばない時には、斜めの関係から問いかけてみると良いそうです。
「友だちにおごってもらう」と「トラブルのもとを作らないですむ」のが難しいのはなぜ?
→お金はトラブルの元。
おごってくれた友だちが「あのときおごっただろ」と言って、都合よく使おうとしてくる。
「友だちにおごってもらない」と「ラクして楽しい思いができる」のが難しいのはなぜ?
→おごってもらわなければ、お金がなくなる。すると欲しいものが買えなくなる。
斜めの関係から問いかけることで、何に悩んでいたかが分かるようになりました。
以下の質問をすることで、子どもがそれまでとは逆の視点から考えられるようになります。
おごってもらっても、使われない方法は?
おごってもらわなくても、欲しいものが買える方法は?
クラウドのツールを活用して質問を重ねることで、子ども自身が一番良い方法を考えるようになるそうです。
感想:どうやって考えればよいか分からない。を解決できそう
本書では何か悩みがある場合に、話を整理して考えるためのツールが詳しく紹介されています。問題解決の方向性がとてもクリアになりそうだと思いました。

でもツールの内容をしっかり理解してないと使えないかも…
1回読んだだけでは難しかったので、手元に本書を置いておいて、まずは自分が練習してみようと思います。
「考える力を伸ばすためにこんな問題を解いてみよう。」
「考える力を伸ばそう、本人が考えて納得した上での行動なら続けられる。」
そんなことが書かれている本は今まで読んできたのですが、具体的に考え始めるための方法(ツール)が紹介されている本は初めてでした。
考えることが苦手な子に、「とりあえず考えてみて」と言ってみてもうまくいかないかも…(^^;
考え方を一緒に学べる、分かりやすい方法で誰かと一緒に考えることができる、というのは私にとっても子どもにとっても大きな財産になりそうです。
今回紹介した本
タイトル:世界で800万人が実践! 考える力の育て方 —ものごとを論理的にとらえ、目標達成できる子になる
著者:飛田基


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