『子どもを信じること』【田中茂樹】子育てのバイブルになりそうです【本の感想】

子どもとの関わり方

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こんにちは。早朝のひとり時間を愛するしーばです。

子どもを信じる子育て…

いい感じの響きだけど、結局具体的にはどうすればいいの??

「子どもを信じること」を基本にした育児について、豊富な事例を基に学べる本がありますよ

今回紹介する本は田中茂樹著の『子どもを信じること』です。(2011年出版)

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この本がおすすめな人

  • 子どもの成長を信じたい方
  • 子どもに何らかの問題があって、対応に困っている方
  • 子どもとのコミュニケーションに悩んでいる方
  • すぐに子どもに小言を言いたくなる方

著者プロフィール

京都大学医学部卒業
京都大学大学院文学研究科好機課程(心理学専攻)終了。文学博士。

専門領域は、fMRIを用いた高次脳機能の研究および失語や健忘などの高次脳機能障害。
医師・臨床心理士として、地域医療、カウンセリングに従事されています。

内容ポイント

本書は、「子どもを信じること」を基本にした育児について解説されている本です。

子どもに起こる問題はさまざまでも、親のとるべき態度や方法は、ほとんどの場合同じであるというのが、私がたどり着いた考えです。

 それが、「子どもを信じること」なのです。そして、より具体的に言えば、「子どもに小言を言わず、やさしく接する」ということです。

 親が手出しをしなくても、子どもは、自分が幸せになるためにとるべき行動を、自分からとるようになります。そのことを信じて、子どもと向き合うのです。

親と子の心理的な距離や、具体的なコミュニケーションの方法についても丁寧に解説されているのが特徴です。

具体的な場面や事例が豊富に紹介されており、イメージしやすかったです

子どもの問題を引き起こす「親の姿勢」についても知ることができます

情報量が多く、一冊すべてを読み切るにはけっこう時間がかかると思います。

気になる項目から読み進めていくこともできる本でした。

今の自分に必要そうな項目を拾い読みするのもオススメです

本書で印象的だった内容をいくつか紹介します。

印象的だった内容①:「生きていくのは大変だ」というメッセージ

子どもの登園しぶりに悩んでいる時に、この本を見つけました。

先の見えないごちゃごちゃとした精神状態で、いろいろなことが「なんとかなる」と思えない時期でした。「子どもを信じる」なんて、考えることができなかったです。

自分が「子どもを信じられない」ってどういうことだろう……?

「子どもが本当に成長していくかどうか疑わしい」ってことのような気がします

このまま幼稚園も学校も行けず、親に依存しきったまま、大人になっても自分の力で生きていけないのでは?

そんな思いが頭をかすめたことがないと言えばうそになります。

この内容に関して、本書では興味深い内容が綴られています。

不登校や引きこもりに関する相談を受けていて、日々強く感じることがあります。
それは、そういう状況に陥った子どもたちの多くが、小さい頃から「必死で頑張らないと、この世の中で生きていくのはすごくたいへんだ」というメッセージばかりを、親から受けとってしまっているということです。

(中略)

 親の目には、幼いわが子の無防備なまでの楽観性、世界への向き合い方が、たいへん危なっかしいものに映るのかもしれません。
 しかし、そのような楽観性があるからこそ、子どもたちははじめての世界に喜びを持って出て行こうとするのです。

大金持ちになったり社会的な成功をしたりしなくても、生きていくだけでけっこう大変……

正直そう思ってるし、だからこそ子どもへの教育は怠れないなあ、とか思ってしまいます(-_-;)

親が子どもの楽観性を守ることは大切だと、本書で著者は述べていました。

印象的だった内容②:注意しなくても子どもは自分で成長する

子どもが食事中にご飯をこぼした時には、どうしますか?

「器をしっかり持ってなかったからこぼれたでしょ?」「次は気をつけて食べようね」くらいは言うかなあ…

著者の講演で、「食事中にこぼすといった子どもの失敗はわざとではない。叱ることは、役に立たないどころか、子どもの自尊心を貶めてしまう」
このような話をすると、よくされる質問があるそうです。

「注意をしなければ、子どもはこぼしても良いのだと思って、いつまでもひっくり返しませんか?」

「食べ物をこぼしても平気というのでは、食べ物を粗末にする子になりませんか?」

めっちゃ分かるなあ、と思いました。

本書の以下の内容を読んで、子どもへの見方が変わったと思います

 けれども、これは子どもの成長する力を信用できていない捉え方です。
叱られなくても、子どもはこぼしたくないと思っているし、きちんと食べたいと思っているのです。

たとえ叱られなくても、こぼしたこと、それ自体が子どもにとっては残念なことであり、罰なのです。

失敗した時には騒いだりくどくどと注意したりするのではなく、淡々と片付けてあげることがポイント!

それにより、子どもは自分に起こった不幸を、しっかり味わうことができるそうです。

周囲が騒がなくても、ましてや叱られたり注意されたりしなくても、子どもは彼らなりの達成感や屈辱感を味わいながら成長していくのです。

印象的だった内容③:小言(指示・禁止のことば)を控える

本書では子どもとの具体的なコミュニケーションの方法についても述べられています。

最初に取り組むとよいのは、指示や禁止の言葉をできるだけ控えてみることだそうです。

「○○しなさい」「××してはダメ」といった内容です

めっちゃ言ってる…( ̄▽ ̄;)

私みたいな方も多いのでしょう。本書で著者は以下のように述べています。

小言をまったく言ってはならない、というところから入るのではなく、子どもに声をかけようとしたり、子どもから話しかけられたりした時に、自分が今から発しようとしている言葉を意識してみる、ということからはじめるのが良いでしょう。

本書を読んだ後に、自分の言葉を意識してびっくりしました。

幼稚園へ行く日の朝は「早く朝ごはん食べないと!」「着替えをしようって言ったよね!?」「今遊んでないで先に行く準備してーっ」

こんな感じです…指示や禁止の言葉を言わないって、かなりハードル高いと思います

著者も頭で分かっているつもりでも、「子どもに小言を言わず見守る」というのは大変なことだと述べています。

 どのような状況であれば親は子どもを見守ることができるのか、子どもはどのように反応し、どのように立ち直っていくのか、などといったことは、親の方にしても、何度も何度も、それをリアルに体験しないと上手くできるようにはならないでしょう。

簡単にはできない。

つまり、すぐにできないのは当たり前!

油断するとすぐに小言を言っちゃうけれど、そんな自分に凹み過ぎずにトライし続けたいです

感想:子どもは自ら成長する、と思える本でした

我が家には登園しぶりの長女がいます。
担任の先生とも相談し、親子登園を始めて3週間。

いつかいい感じになることを信じて待つしかないんだろうけど、それがしんどい…(;´Д`)

「信じる」をテーマに本を探し、読んだ本のひとつが本書です。

正直胸の痛い内容がとても多かったです。(すぐに小言とか言っちゃうし、指示ばっかりしてる。子どもがこぼすことを叱るうんぬんの前に、牛乳やペットボトルのお茶を、子どもたちに注がせたことさえありませんでした)

けれども、本書のような子どもを信じる子育てができれば素敵だなあ、と思ったので紹介しました

こんなにも子どもは自分を高めようとしているんだ、と感じられる事例がたくさん紹介されています。

親が子どもの成長を妨害してはいけない。

そのことを忘れないように読み続けたい本でした。

今回紹介した本
タイトル:子どもを信じること
著者:田中茂樹

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